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沖縄で障害年金を申請するには?受給までの流れと社労士費用について詳しく解説
障害年金は、病気やケガで生活や仕事に支障をきたすようになった人が受け取れる公的年金の一つです。申請にはさまざまな書類や手続きが必要で、受給できるかどうかも細かい基準があります。本記事では、障害年金の基礎知識から、申請の流れ、必要書類、社労士に依頼する際の費用まで詳しく解説します。
Contents
1.障害年金とは?
障害年金とは、病気やケガによって生活や仕事が困難になった場合に、国から支給される年金です。老齢年金や遺族年金と並ぶ「公的年金制度」の一つで、主に国民年金と厚生年金の加入者が対象となります。

年金には以下の2種類があります。
- 障害基礎年金:国民年金に加入している人が対象
- 1級:約99万円+子の加算
- 2級:約79万円+子の加算
- 障害厚生年金(報酬比例のため個人差あり):厚生年金に加入している人が対象
- 1級:報酬比例の年金額×1.25+約99万円
- 2級:報酬比例の年金額+約79万円
- 3級:報酬比例の年金額(最低保障約59万円)
障害基礎年金は1級と2級に分かれ、障害厚生年金は1級~3級の3段階に分かれています。
また、障害厚生年金の受給者には、一定の条件のもとで「障害手当金」が支給されることもあります。
受給金額
障害年金の金額は、障害の等級や加入していた年金制度によって異なりますが、2024年度の基準では以下のようになります。
障害基礎年金には「子の加算」があり、子供の人数によって支給額が増えます。
2. 受給対象者
障害年金を受給するためには、以下の3つの条件を満たす必要があります。

① 初診日要件
「初診日」とは、障害の原因となる病気やケガで最初に医療機関を受診した日を指します。この初診日が国民年金または厚生年金の加入期間中であることが必要です。
② 保険料納付要件
初診日の前日時点で、一定期間の保険料を納めていることが求められます。具体的には、以下のいずれかを満たしている必要があります。
- 直近1年間の保険料を全て納めている
- 20歳以降の加入期間のうち、3分の2以上の期間で保険料を納めている
未納期間が多いと、障害年金を受け取れない場合があるので注意が必要です。
③ 障害認定要件
障害の程度が障害等級(1級~3級)に該当することが必要です。認定基準は病気や障害の種類によって異なりますが、日常生活や仕事に支障があるかどうかがポイントになります。

3. 申請から受給までの流れ
障害年金の申請は以下の手順で進めます。

① 事前準備(相談)
まずは年金事務所や社会保険労務士(社労士)に相談し、障害年金の受給資格があるか確認します。
「沖縄障害年金テラス」では、受給無料相談も行っています。
② 必要書類の準備
後述する申請書類を揃える必要があります。医師の診断書が重要なポイントです。
③ 年金事務所へ申請
住んでいる地域の年金事務所へ書類を提出し、申請を行います。
沖縄県の場合「沖縄年金事務所」または「宮古島年金事務所」へ書類を提出します。
離島など遠方の場合は、郵送での手続きも可能です。
④ 審査(数ヶ月)
申請後、3~6ヶ月ほど審査期間があり、結果が通知されます。
⑤ 受給開始
審査に通れば、指定の口座に年金が振り込まれます。

4. 申請書類の準備
障害年金の申請には、以下の書類が必要です。

- 年金請求書(年金事務所で入手)
- 診断書(医師に記入してもらう)
- 病歴・就労状況等申立書(自身で作成)
- 戸籍謄本や住民票
- 本人確認書類(マイナンバーカードなど)
- 初診日の証明(受診状況等証明書)
診断書の内容が受給の可否に大きく影響するため、医師に詳しく説明し、適切に記入してもらうことが大切です。
5. 社労士に依頼する際の費用
障害年金の申請は複雑で、書類の不備や記入ミスで不支給となるケースもあります。そのため、社労士に依頼するのも一つの選択肢です。

社労士の費用相場
社労士に依頼する場合の費用は以下のようになっています。
- 着手金:無料~5万円程度(成功報酬型の場合は無料が多い)
- 成功報酬
成功報酬型を採用している社労士事務所が多く、受給が決まった場合にのみ費用が発生します。

社労士に依頼するメリット
- 申請書類の作成を代行してもらえる
- 受給できる可能性が高まる
- 不支給になった場合の不服申立て(審査請求)も依頼できる
自分で申請するのが不安な場合は、社労士への依頼も検討すると良いでしょう。
沖縄障害年金テラスの特徴
「沖縄障害年金テラス」 は、沖縄県にある障害年金専門のサポート機関です。精神疾患や身体障害などで障害年金の申請を考えている方に向けて、無料相談から障害年金申請手続きのサポートまでを行っています。

専門的な障害年金サポート
障害年金の申請には、医師の診断書や病歴・就労状況申立書の作成など、複雑な手続きが必要です。沖縄障害年金テラスでは、専門知識を持つスタッフがこれらの手続きをサポートし、申請者がスムーズに障害年金を受給できるように支援します。
無料相談が可能
障害年金の申請について不安を感じる方のために、無料相談 を実施しています。自分が障害年金を受給できるのか、どの等級に該当するのかなど、専門家に直接相談できるのが大きなメリットです。
沖縄県内での障害年金の申請
沖縄障害年金テラスは沖縄県内でのサポートを専門としており、地元の医療機関や役所とも連携をとりながら、申請者にとって最適な支援を提供しています。沖縄ならではの事情に詳しいため、地域に密着したサポートを受けることができます。
精神疾患の方へのサポートも充実
精神疾患(うつ病、統合失調症、双極性障害など)での障害年金申請には、適切な診断書の取得や症状の具体的な説明が重要になります。グスクード障害年金テラスでは、精神疾患の障害年金申請に関する豊富な実績があり、受給につながるように適切なアドバイスを提供しています。
こんな人におすすめ
- 障害年金の申請をしたいが、手続きが難しく感じる方
- 精神疾患で申請したいが、書類作成の方法がわからない方
- 自分が受給対象かどうか知りたい方
- 過去に申請したが不支給になった方
沖縄障害年金テラスでは、一人ひとりの状況に寄り添ったサポートを行っており、障害年金の受給を目指す方にとって心強い味方となるサービスです。
無料相談の内容

無料相談では、障害年金の申請に詳しい社会保険労務士(社労士)が丁寧に対応し、受給の可能性や申請に必要な準備について診断してくれます。
相談方法は対面・電話・オンラインから選べますので、体調を優先してご相談いただけます。

まとめ
障害年金は、生活や仕事に支障をきたす病気やケガを抱えた人にとって重要な制度です。しかし、申請には多くの書類が必要で、審査も厳しくなっています。社労士に相談し、ご自身の負担を減らすのも一つの手かもしれませんね。
- 受給には「初診日」「保険料納付」「障害等級」の条件を満たすことが必要
- 申請には診断書や病歴・就労状況等申立書が重要
- 社労士に依頼するとスムーズに申請できるが、成功報酬が発生する
障害年金の申請を検討している方は、まずは年金事務所や社労士に相談し、しっかり準備を進めることが大切です。